設備のメンテナンスも、農場スタッフが行います。入社するまでは、工具に触ったことが無かったという方も多数。
技術のクレスト
最新式のウィンドレス鶏舎を採用した大規模農場で、約470万羽の鶏を飼養。年間10億個の鶏卵を出荷しています。その名の通り、窓がないことが特徴のウィンドレス鶏舎では、光や温度、空気量といった環境管理をコンピュータで自動制御。害虫や野生動物の侵入を防ぎ、疾病の予防にも効果的です。
成長により鶏が鶏舎を移動する際に、一斉に入れ替えを行うオールイン・オールアウト方式を導入。鶏舎を徹底的に清掃・洗浄した上で、一定期間をあけて衛生検査に合格した鶏を迎え入れています。
設備や管理体制の充実だけが、技術の本質ではありません。大事なのは、それらを活用してくための知識とスキル。例えば、鶏の成長曲線、飲水量、室温の変化を数値で読み取り、わずかな異変を察知するデータ分析力。バイオセキュリティ強化に向けた、衛生管理や感染対策のノウハウ。給餌機、換気扇、センサー類の機械トラブルへ、即座に対応できる技術的知識。鶏にストレスを与えないための管理に注意を払う、アニマルウェルフェアへの理解、などなど。スタッフも知見を広げながら、ソフトとハード両面の技術で高い品質を守っています。
設備のメンテナンスも、農場スタッフが行います。入社するまでは、工具に触ったことが無かったという方も多数。
ワクチンの接種や健康管理を経て、検査に合格した鶏だけが次の鶏舎に移動します。
メンテナンスで多いのは、照明や温度管理に関する箇所。中には新人時代に除糞ベルトの修理に悩まされたというスタッフも(インタビュー欄で紹介)。
日々、生産性向上に向けて改善を重ねているGPセンターは、クレストグループの中でも特に、最新鋭のテクノロジーが詰まっています。生産工程の自動化だけにとどまらず、大草GPセンターでは採卵後の保管においても、独自の仕組みを考案。センター長が舵をとり、大手自動車メーカーのシステムを導入して、保管から搬送まで自動管理できる特注倉庫を有しています。
養鶏場から運ばれてきた鶏卵は、まず専用パレットにわけられ、1パレットに8,640個収納されます。そのまま、倉庫内の超大型リフトで棚に自動搬送されて、農場ごとに保管。保管できる棚の数は、計300台にも及びます。すべての鶏卵が在庫管理システムで見える化され、生産計画に基づいて、必要な量を併設するGPセンターへと自動で出荷します。
これらの仕組み化によって、大幅な業務効率化を実現し、生産コストの低減につながっています。今後も、各工程の課題改善に向けて、随時挑戦予定。現在も、梱包作業へのロボット導入について、メーカーと検討をすすめています。
卵の殻の表面に付着した小さな汚れなどは、カメラによって自動検知され、判別されていきます。
生産工程では、ロボットを使って包装も自動で行います。
パック詰めも自動化。6個入り、10個入りなど種類ごとに生産ラインを構築しています。
畜産業を営むにあたって、臭気対策は避けては通れない問題のひとつです。100年以上にわたって地域に根差すクレストグループでは、その問題を最重要課題ととらえ、国内外問わず有効な技術を模索。ドイツ産の防塵脱臭システムであるクリーンフィルターに着目し、業界でもいちはやく導入しました。畜舎や畜糞処理施設からの排気に含まれる粉塵やアンモニアを、バクテリアを含む特殊フィルターが分解することで、においやほこりを大幅に軽減。近隣にお住まいのみなさまからも、取り組みと結果をご評価いただいています。