もともと総合商社狙いだったボクですが、
今では豚の交配について一晩中語れます。

interview

社員の日常

Profile

養豚営業本部 W・S

経済学部出身。総合商社志望から、豚専門の商社へ。学生時代は特に動物が好きというわけではなく、畜産業界の知識はもとより、動物に触れる経験さえほとんどなかった。

憧れだった総合商社。でも知るほどに、何かがちがう。

就職するなら、ぜったい、大手総合商社。そう決めていた僕は、選考を有利にすすめられるよう、アメリカ留学で英語を習得してから就活にのぞみました。しかし、待ち受けていたのは、想像以上に狭き門戸。志願者が帰国子女やネイティブスピーカーばかりでは、さすがに敵うはずもありません。土俵を変えて、自分の英語力をより必要としてくれる企業を探そうと、目を付けたのが畜産業界でした。
その中でも、クレストグループを選んだ理由は、社風の良さ。僕はもともとお笑い番組を見て気楽に笑っていたいタイプなので、総合商社を志望していた頃に味わった、ロジカルでビジネスな空気感にちょっと窮屈さを感じてしまって。せっかくなら自分らしく働ける会社が良いなと考えていたところ、面接官の気さくな対応を通して、ココなら肌に合うなと思ったんです。


動物は別に好きじゃなった。逆に、それが合っていた点も。

そんなわけで、「英語力が重宝されそうな業界」というちょっぴり打算的な思惑もありつつ、畜産業界に足を踏み入れた僕。当然、それまで畜産について学んだことはなく、そもそも、動物を触ったことさえ、ろくにありませんでした。養豚場での新人研修が、生き物と触れ合った唯一の経験といえましょうか。生の豚って、想像以上にデカいんだな、って。笑
実はその研修期間中に、国内で鳥インフルエンザと豚熱が流行しました。クレストグループもその波は避けられず、僕も、処分の現実を目の当たりにしました。生き物を取り扱う以上、予期せぬリスクは起こり得ます。経済動物だと割り切って迅速に対処することも、この業界においては必要なこと。僕の場合、情に流されすぎず冷静に事態を受け止められたことで、仕事の理解につながったと感じています。


畜産のミライを変えていく、価値ある豚を全国に。

志望した商事部門に配属されてからは、養豚農家の方々へ豚の生体や人工授精用精液の販売を行っています。
僕らが提案する「Topigs Norsvin」の豚は、元気な子豚をたくさん産み、しっかり育ち、食べてもおいしいという、最高の製品。生産者にとっても、飼養の手間が減り、収益性向上につながるなど良いことづくめです。まさに、畜産のミライを変えていく豚。そんな豚たちの市場シェアをどんどん広げていくことが、僕らのミッションです。僕は今、主に九州エリアを担当していますが、顧客先は北海道から沖縄まで全国に渡るので、フットワークよく飛び回っています。お客さまは長年お付き合いが続くところばかり。信頼関係の維持が大切なので、ビジネスの話より雑談で盛り上がることもしばしば。そんなところも自分にあっているなと思います。


「W・L・D」。コレ、何の略称だと思いますか?

豚に関しても、ずいぶん詳しくなりました。「三元豚」って言葉を聞いたことがあると思うんですけど、実はあれって、豚の銘柄やブランドのことではなくて、精液の品種構成のことなんですよ。「大ヨークシャー種(W)」、「ランドレース種(L)」を掛け合わせた母豚に、「デュロック種(D)」を交配するから、三元豚。「D」がバークシャー種という場合もありますけどね。この「D」部分の人工授精用精液を必要とされる養豚農家は、全国でも数多いんです。年間約7万~8万本は販売してるかな。ちなみに、肉質の良さを決める要素となるのも「D」。市場で取引する際、体重のほかに背脂肪の厚さが肉のランクづけに大きく影響するんですけど、今は18~22mmくらいが赤身と志望のバランスがいちばんイイって言われてますね…と、おっとすみません。ついついアツくなりすぎちゃいました。


チームだと、提案範囲も、成長速度も2倍速。

とはいえ、知識量で言うと、まだまだ先輩やお客さまには叶いません。周りはみんな、何十年もこの道に携わってきた方ばかりですから。ただ、そこで対抗しようとしなくても大丈夫。せっかくプロに囲まれた環境なので、新人のうちは何でも教えてもらいながら成長していけば良いんです。また、うちはベテラン勢と若手による二人一組の担当制を敷いているため、両軸からの総合提案が叶います。例えば、餌の配合や子豚のケアといった、経験則が不可欠な話題では、先輩の知識が光ります。逆に、データ分析などは僕らの方がお手の物。お互いの得意領域を活かしながら、お客さまの信頼を獲得しています。僕の場合は、海外で発表された資料もそのまま翻訳して提供できるので、こうした機会でも英語力が役立っていることを実感しています。



MESSAGE

「畜産」に馴染みが無い方にとっては、専門性がないと難しそうだと思われるかもしれませんが、そこは全然大丈夫です。特に、営業の仕事は、いかに知識があるかというよりも、真摯な向きあい方や、誠実さのほうが重宝されます。どれだけすごいデータよりも、1回のコミュニケーションのほうが喜ばれることもありますから。まずは誰に対しても、元気に挨拶ができればOK!知れば知るほど興味深い世界なので、業界知識や商材については、自然と詳しくなっていきます(僕が証拠です)。
動物に関わりがない方も、ぜひ挑戦を!